同時刻に出産をした2組の夫婦、どちらも赤ちゃん誕生となればよかったのだが、片方の夫婦の赤ちゃんは亡くなってしまったというところから話が始まります。亡くしたほうの母親の喪失感は大きく、準備していた赤ちゃんの部屋のベッドをじっと見ている姿が気の毒に思えます。
退院後2組の夫婦は近所に住んで交際することになります。しかし赤ちゃんの存在をめぐってぎくしゃくしてしまう。そりゃそうだよね。同じ時間に私も出産したのに、なぜ私には赤ちゃんがいないのと考えてしまうよね。だからベビーカーに乗ったよその赤ちゃんに対してストーカーのような行動をとってしまう。
そうした行動を友人にもストーカーだと指摘されてしまう。仕方ない。理性では割り切れないもの。このままでいくと何か起きると思って見ていたら、案の定次々と出来事（事件）が起きます。
ストーカーじみた行動をとっていた奥さんがほんと怪しい。産後鬱などと言われてしまうけれども、それだけでは収まらない行動をとるから。そのために夫ともうまくいかなくなるし。
どんどん話は展開して見ているほうはハラハラドキドキ、1時間26分の上映時間が短く感じたくらいでした。とても面白かった。
余談ですが、アメリカは公的医療保険制度がないので医療費が非常にかかると聞いてます。映画に出てくる助産師のお母さんはガンを再発し手術費用などの治療費がかさんで、その費用を用意するのが大変みたいでした。
なんだかんだ言っても日本には健康保険制度があってよかった。
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