当サイトは広告を利用しています

Kit Oisixで水野さんのカレーを食べました

水野仁輔さんの「いちばんおいしい家カレーをつくる」という本があります。

なぜこの本を買ったのか忘れてしまいましたが、たぶんネットサーフィンしていてカレーに関する記事を読みあさって、その結果買ったのでしょう。1年くらい前に買っています。3章に分かれていて欧風カレー、インドカレー、ファイナルカレーの作り方が丁寧に説明されています。

ファイナルカレーを見よう見まねで作ってみたけれども、期待したほどの味ではありませんでした。原因はわかっています。手を抜いたからです。手順を見ると、まず初めに豚肉を梅酒と醤油に2時間ほどつけ込む、とあります。ここですでに挫折、だからおいしくなるはずがないのです。そのほか人参、セロリ、トマト、ショウガ、にんにくなどで香味ジュースをジューサーで作るという手順もあります。またここで挫折、めんどくさい、でもほんとはこういう手間が大事なのでしょう。
そのほか玉ねぎをアメ色になるまで炒めるとか、よく言われることだけれどもなかなかできません。焦げてしまうことが多いのです。スパイスをそろえるのも大変そうで、これではおいしいカレーはできませんね。
というわけで一度は作ってみましたが、そこで終わり、本は本棚に戻されました。

ところが数週間前にOisixのサイトを見たら、なんとこのファイナルカレーがKit Oisixで販売されるではないですか。驚きました。しかも20分で2品できるKit Oisixで。本を見るとけっこう時間がかかりそうなレシピなのに、20分でできるのですか。そこがすごく気になりました。それと味、ちゃんと作ったらファイナルカレーとはどんな味なのか、食べてみたい!予約しました。

届いたのは大きな袋、いつものKit Oisixの2倍はあります。

kit Oisix

 

レシピです。

kit Oisix

レシピには「水野さんのおいしいカレーの秘密」が書かれていました。カレーをおいしく作るには4つの法則があって、それを組み合わせて順に作ることが大切と言ってます。カレーの法則をざっと挙げてみます。

  1. 玉ねぎやベジールなどのベースを炒めて旨味を引き出す
  2. スパイスを炒めて香りを出す
  3. 豚などの具をスープと一緒に煮込む
  4. カレーペーストやはちみつで味を引きしめる

この法則を守れば、いろいろな食材でカレーが作れるらしい。

またファイナルカレーについても言及されています。ファイナルカレーとはインドカレーと欧風カレーを組み合わせた究極のレシピで、欧風カレーの旨味やコクたっぷりの味と、インドカレーのスパイシーで刺激的で食べ飽きない味、つまり両方のカレーのいいとこ取りだそうです。

 

カレーの食材

豚バラ肉のブイヨン煮込み
玉ねぎ(カット済み)
おろし生姜 おろしにんにく
水野仁輔特製mixスパイス
野菜ジュース(ベジール)
はちみつ
仕上げ用カレーペースト
チリパウダー(大人用)

kit Oisix

 

さあ カレーを作ります

玉ねぎは皿に出してから塩を全体にかける。塩に水50ccがかかるようにして注ぎ、ふんわりラップしてレンジ500wで5分加熱します。
豚肉のブイヨン煮は袋のまま湯煎します。
鍋にサラダ油を入れ熱したら、玉ねぎだけを入れて鍋底に広げるように並べます。レンジで加熱して玉ねぎから出た水分は後で使います。普段はレンジで加熱はあまりしませんが、今回やってみたら玉ねぎがしんなりしていて透き通っている。フライパンなどでしんなりさせるとなると、けっこう時間がかかるのに、レンジで5分だけでこんなに火が通っている。すごい。
玉ねぎは強めの中火で炒めるというより焼きます。1-2分に1回混ぜる程度であまり触らないことがポイント。でも混ぜたくなってしまう、我慢我慢。4分くらいの加熱です。

それから玉ねぎの水分が残った皿におろし生姜、おろしにんにくを混ぜて、鍋の焦げ目が付いている部分にそれを注ぎ、1分ほど強めの中火で炒めます。写真は炒める前の玉ねぎです。

 

kit Oisix

 

水分がなくなったらスパイスを入れて、全体をかき混ぜるように1分ほど炒めます。もう少し玉ねぎに焼き色をつけてからスパイスを入ればよかった。

 

kit Oisix

スパイスの香りがしてきたら、ベジール(野菜ジュース)とバターを加え、強火にしてかき混ぜながら一煮立ちさせます。
とってもとってもよい香り、特製ミックススパイスだけある。台所だけではなく、隣の居間までカレーの香りがプンプンしてます。カレー食べたい!

水野さんがやっているAIR SPICEというサイトではスパイスセットが販売されています。お試し、取ってみようかな。

 

kit Oisix

 

豚肉のブイヨン煮込みとはちみつを加えます。豚肉がたっぷり、やわらかくておいしそう。それから全体を混ぜながら3分煮込みます。最後にカレーペーストを入れて、しっかり溶かします。弱火の中火で2分煮ます。2分といわずもっと煮てもよいそうです。

 

kit Oisix

 

できました。とろみはほとんどないといってよいサラッとしたカレーです。カレー粉やカレールウを足してお好みの味にしても、とレシピにありましたが、今回はこのまま食べました。

 

kit Oisix

 

グリーンドレッシングの大根サラダ 作ります

大根
セロリ
人参(カット済み)
パセリ
レーズン
グリーンハーブソース
化学調味料無添加 シーザードレッシング

kit Oisix

野菜は洗って切ります。大根は薄いいちょう切り、セロリは斜め切り、パセリはみじん切りです。

 

ハーブソースとドレッシングを混ぜます。タオマークみたい。

kit Oisix

混ぜ合わせたドレッシングを野菜にかけておきます。レシピではドレッシングを半量加えてしばらくおいておき、味がなじんだら盛り付けて残りのドレッシングを回しかけると書いていました。

kit Oisix

 

いよいよです。サラダはちょっと少なめに盛りました。人参が生なのでちょっと固かったのです。歯が悪い人にはこのくらいの量にしておきました。

カレーの味というと甘い、はちみつの甘さか、ベジールの甘さか、これまでに食べたことのない甘さ、くどくはない、でもしっかりスパイスも効いていて辛さもあります。スパイスの香りが鼻をくすぐります。市販のカレー粉とは違う香り、きっと質がいいんだね。バターのコクもあって欧風カレーっぽい。なんだかんだいっていますが、カレーの味としては初めての味なので、頭が少々混乱しています。一言で言うとおいしいに尽きる。家庭ではなくお店のカレーみたい。豚肉は口の中でホロホロと崩れるくらいやわらかい。噛む必要がないほどです。臭みもなくカレーを引き立てています。スパイス、豚肉、ブイヨン、玉ねぎ、ベジール、はちみつ、バター、一つでも欠けたらこの味はだせないかも。

そんなに辛くないから、お子さんでも食べられます。もう少しとろみがほしいところだけれども、本に書いてあったファイナルカレーの味を試せて満足です。

調理時間は40分くらい、カレーに25分、サラダに15分かかりました。カレーは時間を気にせずもっと煮こめばさらにおいしかったでしょう。本を読むと手間がかかるカレーなのに、こんなに短時間で仕上がるとは驚きです。玉ねぎをレンジで加熱すれば、かなりの時間が短縮されます。この方法は使えますね。

kit Oisix

 

カレーの本としてはこちらも面白かったです。いろいろなレパートリーがあって、見ているだけでも楽しめました。カレーの本は読んでいると、無性にカレーが食べたくなります。